歯科麻酔科

歯医者を想像すると嫌なイメージを抱く方がほとんどです。治療内容や治療の箇所によっては多かれ少なかれ痛みを感じることはあります。これまでの治療のトラウマなどで恐怖や不安感が過度に強くなってしまい、歯医者さんに行くことができなくなった患者さんもいることでしょう。
当院は「怖い・痛い」という
患者様の気持ちに寄り添えるような
治療を心がけています。
- 歯科治療が本当に嫌いな方
- 麻酔の注射がそもそも痛い
- 治療中に具合の悪くなる方
(歯科恐怖症) - インプラントや親知らずの抜歯、
お口の中の手術を受ける必要がある方 - お口の中に物が入ると「おぇっ」
となる嘔吐反射の強い方
麻酔の種類は3種類あります
- 局所麻酔
- 静脈麻酔法(静脈内鎮静法)
- 全身麻酔



日本歯科麻酔学会認定医の院長による、静脈内鎮静法や日帰り全身麻酔下歯科治療を行っています。
大学の歯科麻酔科に入局したときから現在まで、全国の施設や診療所で様々な状態の患者様の麻酔管理を担当しています(現在も他府県からの依頼で出張全身麻酔、鎮静を行っております)。
当院で麻酔管理を行う患者様は、主に歯科治療に対して非常に恐怖心が強い方、治療の際にえづきが強く(嘔吐反射)、治療を受けるのがつらい方、低年齢で予定している治療をしっかり完了することが困難な方、様々な障がいにより通常の歯科治療を受けることが困難な方など多岐にわたります。
麻酔の種類について
局所麻酔
歯茎や歯など治療を受ける部分に直接麻酔を注射することでその部分の痛みを一時的に感じにくくします。
当院では、直接注射をすることの痛みを和らげるために以下の方法を行なっています。
- 表面麻酔を行う
- 麻酔を行う部位に表面麻酔薬を塗って注射の痛みを和らげます。
- 通常外径が0.3〜0.4mmのものを使う所を0.26mmの極細の針を使用
- 注射の針を刺すときの痛みを少なくできます
- 薬液の温度を体温に保つ
- 体温と麻酔薬の温度の差が大きいほど痛みを感じやすくなるので、体温と近い温度にしています。
静脈麻酔法(静脈内鎮静法)

歯科治療に対して感じる精神的な不安や恐怖を緩和してリラックスした状態で治療を受けられます。
治療のチェアーに座っていただき、病院で採血をする時のように、主に腕の皮膚表面に浮いてみえる静脈から点滴をとって、眠気を誘い不安を軽減させるお薬を投与して治療をします。
使用する薬剤による副作用には注意が必要ですが、歯科麻酔学を専門に勉強をして臨床経験を積んだ歯科医師の管理のもとに行なわれるので、安心して治療を受けることができます。
全身麻酔とは異なり、基本的に静脈内鎮静法では呼びかけると応答できる程度の意識は残っています。
歯科治療時の緊張状態が緩和され、そのまま軽いうたた寝をしてるくらいにリラックスした状態で治療を受けることが可能です。
治療中のことをあまり覚えていないという健忘効果もあるので、今まで怖くてたまらないと思っていた歯科治療を受ける時間があっという間に終わり、とても短く感じたと患者様がおっしゃることが多いです。
安全性が非常に高いので歯科治療の現場だけではなく、胃カメラや大腸ファイバーなどの内視鏡検査等でも用いられることが多いので、ご経験のある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
静脈内鎮静法は、歯科の治療がどうしても怖いという方や、痛みに敏感な方、嘔吐反射がでてしまう方に向いています。
全身麻酔ほどではありませんが、しっかりと起きるまでにある程度時間が必要になります。治療が終わればすぐに目が醒める薬剤を使用しますが、眠気やふらつきが残ることが多々あるため、鎮静法での治療後は車や自転車の運転などはできません。
また、ごく稀ですが、麻酔薬にアレルギーがある場合は静脈内鎮静法を適用できない事があります。
麻酔薬にアレルギーがある場合や、過去に気分が悪くなったことがある方は必ず事前に院長へお伝えください。
日帰り全身麻酔下歯科診療

当院では、静脈内鎮静法でも治療中の管理が難しい、治療内容が鎮静法では対応が難しいことが予想される場合には、日帰りの全身麻酔下歯科治療を行っています。
宿泊入院する必要がないため、小さなお子さまや障がいのある患者様のご家族に喜ばれています。
酸素や麻酔のガスが流れ出てくるマスクを顔に適切にフィットさせてから吸ってもらい、無意識な状態になったのを確認してから静脈に点滴をして別の麻酔薬を投与するといった方法で完全に眠った状態になり、安全で質の高い治療を受けていただけます。
酸素や麻酔のガスが流れ出てくるマスクを顔に適切にフィットさせてから吸ってもらい、無意識な状態になったのを確認してから静脈に点滴をして別の麻酔薬を投与するといった方法で完全に眠った状態になり、安全で質の高い治療を受けていただけます。
薬剤による副作用には注意が必要になりますが、全身麻酔は完全に意識がなくなるため、治療中の記憶・痛みや恐怖・ストレスなどは一切感じません。本人にとっては「眠って目が覚めると、いつの間にか治療が終わっていた」という状態です。


酸素や麻酔のガスが流れ出てくるマスクを顔に適切にフィットさせてから吸ってもらい、無意識な状態になったのを確認してから静脈に点滴をして別の麻酔薬を投与するといった方法で完全に眠った状態になり、安全で質の高い治療を受けていただけます。
薬剤による副作用には注意が必要になりますが、全身麻酔は完全に意識がなくなるため、治療中の記憶・痛みや恐怖・ストレスなどは一切感じません。本人にとっては「眠って目が覚めると、いつの間にか治療が終わっていた」という状態です。
外科的処置、複数の歯の虫歯などで長時間の治療が必要な患者様に適しています。
麻酔で眠るところから起きるところまで、歯科麻酔医がしっかりと血圧、脈拍、呼吸など全身を常時管理していますのでご安心ください。通常の治療を受けることが困難だと感じている方は、当院にいつでもご相談ください。
麻酔前投薬について
障がいのある方や低年齢のお子さんで診察室に入ること自体に怖がったり、入ることを拒否されることが予想される場合には、30分ほど前に抗不安薬を飲んでいただくことで、恐怖感や不快感を軽減できます。
場合によっては、当院に来たことすら覚えていないので、患者さんの心の負担が無くなり、歯科治療継続へのハードルを下げることができます。











